- 従業員の健康は会社の財産を強調 -
平成30年6月21日、山梨県中央市の流通会館において協同組合山梨県流通センター主催の定例懇談会が開催された。講師は、全国健康保険協会山梨支部 企画総務部 保健グループ グループ長 北嶋英子氏。テーマは「経営者が気をつけねばいけない従業員の健康管理について」である。
なぜ、いま従業員の健康づくりが必要なのかについて、その背景としては①少子高齢化による労働者の減少、②生活習慣病の増加などによる医療費の増大、③メンタルヘルス不調者の増加があり、従業員の労働力の維持・確保のためには従業員の健康づくりを進めることが重要とのこと。
日常的に、血圧の高い方や血糖値が200を超える方が働いている事業所も散見されるが、従業員の健康は会社の財産であるので、経営者が健康の保持・増進に取り組む経営スタイル「健康経営」がいま、注目されていると強調された。
平成30年度から協会けんぽ47支部間で5つの項目の取組結果で保険料率に反映されるインセンティブ制度(報奨金)導入の説明もあり、特に山梨県支部管内ではジェネリック医薬品使用割合が全国で46位と下から2番目の低さであり、ジェネリック医薬品の使用に努めてほしいとのお願いもあった。